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アマガミアニメ化決定
http://www.famitsu.com/anime/news/1234506_1558.html
http://www.amagami-ouen.com/
きちゃいましたねぇー。
以前から噂もちらほらありましたが、コミカライズなどもアニメ化を睨んだ動きだったんでしょうか。
キミキスの悪夢をさっ引いても正直アニメ化そのものにあまり肯定的感情を持ち得ません。
恋愛シミュレーションってノベルゲーほどストーリーが詳細に描かれてないし、なぞれば良いって訳にも行かず、間の補完をプレイヤーが各々妄想・・・いや想像で補ってる感があるので、制作側に悪気がなくともなんか違うってなりそうだし、下手すりゃ寒いものが出来上がる。
なによりファンはストーリーの面白さに引かれてるのではなく、キャラを愛しちゃってる人が多いんじゃないかな。
そういうファンはオレも含めて原作厨化しやすそうである。

「アニメ化される原作」にとってアニメ化はコミカライズのように複数の作家に担当させて「お好きなのをどうぞ」ともいかないただ一度の機会である場合が多いし、クオリティの高いものを作るには人・金・時間が不可欠だ。
毎度毎度都合良く好条件でアニメされるわけがないんだけども、あの暗黒のキミキスアニメはどれも欠けていたように思う。
思えば放送前特番の段階で怪しかった。
深夜アニメでさほど注目企画でもないのに特番放送、その特番では声優などのインタビューで構成され動くシーン紹介が一秒も無いという異常事態だった。アレは確保した放送時間枠に制作が追いついてなかったんだろうなぁ。
カサヰケンイチはいかにも職業監督っぽいし、放送前特番に出てたプロデューサーはいかにも調子良さそうなテキトーっぽさが漂ってたし、イヤそういう人材も業界には必要なんだろうが、作り込みを期待するとどうにも外れる。
シナリオは毎回違う人がクルクル担当してて、且つ各話の整合性も取れていなかったのでシリーズ構成もまともに機能してなかったんだろうと思える。その最大の原因は時間が無くて練り込めなかった事だと推察するが、イベントシーンの劣悪アレンジを見ると「ギャルゲーだからって舐めてるだろ」と言いたくなる。
最後地味子を裏切って真汚姉とくっつくことそのものが問題ではなく、あのアニメは最終回残り10分で地味子だけでなく、それまでのいろんな描写や原作ファンの期待までも切り捨てたグダグダな脚本に問題があったのだ。・・・ハァハァ、失礼キミキスの恨みが再燃した。
まぁそれはさておき。

ネガってしまったがそれと同時にファンとしてはコミック化、アニメ化と展開が広がっていくのは喜ばしい事ではある。
今回は制作会社も違うし、オムニバスだし、注目すべきはスタッフの欄に「スーパーバイザー・構成協力 - 高山箕犀、坂本俊博」とあること。
前回口出しが出来なかったと愚痴めいた事を高山氏が語っていた気もするし「もう丸投げにはしない」という意思の現れなんだろうなぁ。
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化物語がおもしろい

戦場ヶ原さん蕩れー。
スカイ・クロラ
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〆切がヤバい状況ではありますが、終わってからだと映画も終わってしまいそうなので、さくっと見てきましたよ。
森博嗣は好きな作家だし、作監は高校の部活OBだわで見ない訳にも行くまい。
押井映画もわりと好きですしね。

全体的には奇麗な映画だなぁと。
血なまぐさいシーンも一瞬あるんですが、空戦シーンはもとより、地上の風景、夜景、照明、あらゆる陰影も奇麗です。
描かれる風景は原作読んで描いたイメージ通り。
あと効果音が強調されているのか、(イノセンスでもやってた)犬の爪が地面と当たる音とか、ブーツで板床を歩く音とか、フレームアウトした人物が音でだいたい何をやっているかわかるとか、無論飛行機の音も印象的。
キャラクターの台詞は少なく、アクションがある訳でもないのですが、物思いに耽るかのごときシーンが多いなかで、タバコに火をつけるとかビールを飲むとか些末な動作を繊細に描いているのが動画的な見どころか。
タレント声優はほぼ気にならないというかむしろ良いキャスティングじゃないかと思いますが、草薙の菊池凛子だけは気になる。
悪いという訳じゃないが、気になる。

この映画、今までの押井映画と違うというふれこみでしたが、確かに今までよりマイルドです。
森博嗣原作故なのか、長回しで延々語るおじさんキャラがいないからなのかw
テーマですかねやはり。
かわいいのうくりゅー
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ヰミキスのアニメDVDの最終9巻に栗生と柊がメインのオリジナルエピソードが収録されるそうです。
栗生と柊は最終回でいきなりフラグ立ててポカーンだったわけですが、それは柊が1話で「同じ学校の子には手を出さない」的なこと言ってたからで、シナリオの無計画さを再認識する好例です。
それに関して今週のwebラジオ『キミキスチューニングポップ』http://www.onsen.ag/kimikiss/でゲストだった中原麻衣(栗生)さんが突っ込んでましたね。
中原さん出番ほとんどなかったのにちゃんと見てたんだなぁ。

で、このラジオは私もちょくちょく聞いていたのですが、残念なことに5/12の更新で最終回のようです。
しかしながらアニメのDVD最終巻の発売は8/22。
元々ゲームのための広報番組だったわけですが、最後まで宣伝してもらえないヰミキスって・・・。
『キミキス pure rouge』最終回
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ともちゃんメイド服に萌えたことだけは認めよう。

やっと終わりました。
ご存知の方もおられるかと思いますが、キミキスの原作ゲームにはパロをあまり好まない私が同人誌を作るほどハマっていたわけですが、それ故に「つまらなければ見なければいい」と割り切ることも出来ず、ただひたすら好きな原作が蹂躙され、破壊されて行く様を無力に見守るしか出来なかった半年がとうとう終わりを告げた訳です。
そして言わせてもらいたい。

アニメ版はゴミ。

いやアニメ版等と言いたくもない、呪詛を込めて『ヰミキス』で十分だ。

前半1クール目は原作厨的な立場から原作が破壊されてる様に怒りが沸き、特に明日夏の性格改悪とか瑛理子のビーカーコーヒーの扱いとか原作プレイしてないの丸わかり。
どーでもいい変なところで原作エピソードを拾ってぶち壊しにするのは嫌がらせですか?という。
肝心なところでは原作の台詞なんて拾わないしな。
後半2クール目はグダグダの脚本に苛立と薄ら寒さを覚えつつ見るという感じでしたが、最終回はその集大成がごとく、最悪の結末を迎えました。
いやもう展開がどうとか、キャラの行動が酷いとかじゃないですよ。
前回までで真汚姉とくっつくか地味子とくっつくかとか、どっちに転んでも上手くまとまるはずが無いほどシナリオ崩壊してましたから。
その上で主人公が最悪最低の人間に見えるルート選択って余程ですよね。
クライマックスの感動的になるべく作られた告白シーンの主人公の言動がそれまでの展開と不整合があるってどういうことですか?
「ずっと嘘ついてきた」っていつから?なに言ってんのこいつ?
実のところ2クール目から地味子と真汚姉の間で揺れるであろうフラグは立っているのはわかります。わかりますが!その内面描写が「一緒にデート等を楽しんでるはずが暗い面持ちで何か考え込んでいる」しか無いんですから、なに考えてるのかわかりませんよね?視聴者的にも。
まぁ内面描写がおざなりなのは他のキャラも同様で、且つ、表で描写されてるキャラの言動も意味不明で辻褄も合ってないものばかり。
全体的にキャラに感情移入するのを拒んでるように見えます。
三角関係とかシリアスにやろうとすると、どちらか一方は必ず泣くことになるじゃないですか?それでキャラに共感できる理由なり心情なりの描写をきちんとやらねばなきゃ「最低!」ってなるの当然じゃないですか!
こういうのは「あーこれは真汚に行くなぁ」って推測できるだけじゃダメなんすよね。共感を得るようにするのがキャラを描写するってことですから。
共感を拒むのは悪役だけっす。
あと逆に1クール目の初期の方で真汚姉に対して全く気の無い素振りまでしてますから、途中で方向転換したにしても酷い不整合。
もうこれは脚本云々じゃなくてプロットの段階でまともに組めてないんじゃないかなぁとさえ思えますね。プロの仕事ですか?

アニメは共同作業故にシナリオライタが独善で書いたものがそのまま出る訳じゃないのは当然ですけど、それに異を唱える人間は一人も居なかったのか?ちゃんとみんなで本読みしたのこれ?方向性を指示した人間はこれで満足な訳?と様々疑問がわいてきます。
というかこれやっつけで作っただろ?ねぇ?

まぁヰミキスに対する恨み節はとどまるところを知りません。
本当これ誰が得したんですかこのアニメ化?
ゲーム廉価版のマニュアルにアニメ関連の告知が無いとか、アニメ準拠のアンソロコミック第二弾と予定されてたものが、アニメのサブタイ(pure rouge)を外されて発売とかってありえんよねぇw